平井さんの場合

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「バイアグラを飲んで、30分ぐらいしたら体が熱くなってきたの。で、エッチを始めたらいつもより濡れやすいというか、もうバアーッて中から出てきちゃって、シーツがおねしょしたみたいに濡れちゃった。そしたらもう、頭の中はアソコのことばっか。

体じゅうが敏感になっちゃって…」「濡れ方が違うんだよね。『すげえなぁ』っていうくらいヌルヌルで敏感なトコがいつも以上に大きくなって、固いんだよ。

触ると、すごい感じやすくてね。 すごい濡れます。というか、中に入れると、壁に当たらないくらい、濡れちゃってるんだよね。滑っちゃうから、「もう2度と、女に飲ませないほうがいいなって思ったんだよね」

 

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ショップ経営をしている平井さんと、会社員の鈴木さんはそこまで言うと、一緒に笑い出しました。5年間付き合っているだけでなく、中学のときから、先輩後輩の関係だったという2人は、息もピッタリ。

今から半年ほど前に鈴木さんは、通販でばいあぐらを購入し、平井さんに「飲まないか?」と見せたのだそう。

「じゃあ、ちょっと試しちゃう」と平井さんは即答し、早速100ミリグラムを2つに割って、2人で仲良く飲んでみたのだそう。すると30分後に2人そろって変化が表れたのだといいます。

「心臓がバクバクなっちゃうんじゃないかって自分、ちょっと心配だったけど、やっぱ、勃ったんですよ。いつもより大きくて重くて、「固いだろ!」って自慢したくなる気分でね。力リの部分がドックンドックン言ってんだよね。握らなくても明らかだったよ。

だから、『なんかすごいよ!』って言ったんだけど、彼女は、『そう?』なんて言うんですよ」

 

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「まあ見た目はいつもより少しは大きいかな?程度で、あんまり違いは判らなかったですね。それよりも私のほうが…」

平井さんは、ブリーチしたロングへアをいじりなから、冒頭のように彼女のバイアグラ超体験を話してくれました。白いブラウスに紺のスカートという清楚なファッションをした平井さんは小柄で、大柄な鈴木さん2分の1ぐらいに見えます、

「すごい声が出ちゃったから、枕を口にかましたり、大変だったの。濡れて濡れてバシャバシャって音が出るくらい出てきちゃうし」「すごい汗もかいてたし、確かに声がすごかったよな。普段から大きいほうなんだけど、あのときは悲鳴みたいだったね。

正常位でやっててものけぞって、ブルブル上のほうへ行くから引っ張らなきゃいけないし。今度は自分の上に乗っかると、気持ち良すぎちゃうからわざと動きを止めちゃったんだよ。それの繰り返し。だけど、濡れすぎだよ」

高級スーツに身をまとった鈴木さんは、せっかちな性格らしくシャカシャカと高い声で言いました。隣で平井さんは、肩をすくめながら、コソコソと、笑い続けています。

 

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「でも、私は気持ち良かったんです。『ずっとしていたいカンジ』いつもはどこかで最中に冷めてる部分があるんだけど、それがなかったみたいね。もう、下半身のことばっかり考えてて…。だって彼、普段と違って動きに激しさと速さが加わってるんです」

「そりゃ、飲んでると、自分でもちょっと大きくなってるのが判るから張り切っちゃうんだよね。いつもだったら、ガーッて腰を振ったら、すぐイキそうになっちゃうんだけど飲むとイクのが遅くなるみたい。

だから、騎秉位やって、バックやって正常位の繰り返し。こいつ、20回くらいイッたんじゃないの?」

 

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鈴木さんが、ギョロリと大きな目を動かすと、平井さんは両手で口を隠しながら、ひたすら笑っていました。その表情から私は、20回で効かないくらいイッているのだろうと思いました。

2人は、ノンストップで3時問し続け、そのまま愛液と汗でビショ濡れ状態のシーツの上で、泥のように眠ってしまったのだそう。

「それでも、まだ止まらなくて寝てるというのに、体の中から溢れ出てるんですよね。今度はパンツが、濡れすぎちゃって…。それに、あとからアソコが、使いすぎで腫れちゃって3日ぐらいヒリヒリとすごい痛かったのね。

『もうヤダ』と思ったけど、すごい良かった』

平井さんが白い歯を見せると「変態だもんな」と、鈴木さんは突き放すように言ってから、優しい日で平井さんのことを見やりました。ポッチャリした顔立ちと、体つきをしているせいか、2つ違いの平井さんよりも若く見えます。鈴木さんはその先を続けます。

「つきあいたてのころなんか、ホテルへ行って2時間ぐらいやりっ放しで、いつも延長料金払ってたけど、最近じゃ長くても30〜40分。

3時間なんて初めてだから、そりゃ筋肉痛になりますよ。特に肩と腰がね」と言いながらも、鈴木さんはポチャッとした唇を緩め得意そう。その訳を尋ねてみると、鈴木さんの二重顎は上向きになり、ますます得意顔になりました。

 

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「そりゃ彼女がスゴイ感じてるから、自分も興奮しちゃって。もっともっとしてあげようって思うもんね。感じてる彼女の姿を、しながら見てると、興奮するし可愛いと思いますよ。あのときは彼女の部屋でやったんだけど、今度彼女にバイアグラを飲ませたときは、ラブホテルで、声を気にしないでしたいよね」

「恥ずかしい!」すかさず言う平井さんの目は、なんとなく潤んでいて女を感じさせました。薄化粧で痩せ型、顔の作りもこざっぱりとしていて素敵な女性。

「長いつきあいだし、エッチの体位はいつも3パターンだけで、マンネリ化してると思ってたから、実はバイアグラを飲むことに賛成したんですね。

だけど、マンネリしてなかったのかもしれないって今になると思えるんです」ばいあぐらを使ってから1週間後、平井さんの痛みの引くのを待って、2人はバイアグラなしのセックスをしたのだそう。

 

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「自分はずっと飲み統けたいですね」新しいタハコに火を点けてから少しはにかむように笑った鈴木さん。しかし、鈴木さんはまだ28歳。あと50年以上、バイアグラを飲み続けるという可能性だってあります。

それほど若くから、バイアグラにはまってしまっていいでしょうか?と、私が尋ねると「実は最近、柔らかくなったって、自分自身で感じるんですよね」

これまでの元気さとはうって変わって、鈴木さんは、大きな体を小さくし、声のトーンを落として答えました。

「やっぱり…」と、つぶやく平井さんをチラリと見てから、鈴木さんは、まじめな顔をして、その先を続けました。「亀頭の部分が、小さくなったような感じがするんです。

 

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前みたいに、カーッていう強さがなくなってますよね。角度も、手を広げたときの人差し指の角度に、だんだん近づいてきちゃったし」「判る…」平井さんが、神妙な順をして相槌を打つ。鈴木さんは、平井さんの反応を気にかけながら言い辛そうに続けました。その表情は、いちだんと曇っているようにみえます。

「それで、ちょっと細くなったみたいなんですよ。あと、ちょっと柔らかくなったような…」「そう言われてみれば…」平井さんがつぶやくと、間髪を入れず「やっぱりそうかな?言わなかっただけで、そう思ってた?」

鈴木さんが平井さんの腕を捌み、すがるような目をしました。「ごめんね、傷ついちゃうかなと思って…。1年前ぐらいから、気づいてはいたんだけど、言えなかったの。やっぱり気にしてたんだ?ごめんね」

平井さんが慰めるように言いましたが、「1年前か…。それくらい前からかもしんない」と驚愕の声を上げたきり、鈴木さんの大きな肩は、ガクッと落ちたまま、戻りませんでした。

 

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私は慌てて、気持ちを逸らせようと、咄嗟の思いつきでバイアグラを飲んだときと飲まないときの違いを平井さんに質問しましたが、それはこれまでの暗い話題を延長させただけでした。

「バイアグラを飲むと、すごくいいんです」平井さんは、元気良く言ってしまってから、隣で石のように固くなっている鈴木さんに気づき、「あっ、飲まなくても、いいんですけど…」と言ってしまいました。

そうして、恐る恐る鈴木さんの様子を伺うと、鈴木さんは真剣そのもの。

 

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「ねぇ、マジで柔らかくなったって気がついてた?」「ちょこっとね」と答えてしまってから、平井さんは「あっ!」という表情をし、慌てて、「でもそんなにフニャフニャじゃないよ。

いやあの、そんなフニャフニャじゃないよ。バイアグラ飲んでないときだって、全然平気だよ。そう平気、平気なんだから」と苦しい言い訳をしました。鈴木さんはちっとも癒されていないようで、思いつめた顔をしていました。

 

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「柔らかくなったからな。バイアグラで治さないとしようがないよな」「だから私は、アソコが痛くなるし、もう薬は飲まなくても大丈夫だから…。でも生理前とか、すごいやりたくなるんですよ。だから、そういうときは、バイアグラを飲んでくれればいいなあ…て。」平井さんは、そこで静止してしまいました。

呆れ果てた鈴木さんが、隣で笑い出します。「終わったあとに、いつも彼女はまたやりたがるんですよ。でも、いつもだと、2回目はできないでしょ?『手でやってくれ』って言うんですけどね。バイアグラを飲んでると、また次もできるんですよ」

「だから満足っていうか、もういいっていうか…。ありがとうって感じなのよ、正直に言うと」結局、バイアグラを飲んでいい言っている平井さん。

 

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何がきっかけなのか、2人は突然元の明るさに戻っていきました。「バイアグラを飲むと、やっぱり自信に繋がるんです。年寄りにしか効かないと思ってたら、想像以上でした。だから、ほかの女とやるんだったら、迷わず飲むかも。『実力見せなきゃしょうがねぇなっ』てね」

偉そうな口調で鈴木さんが言うと、すかさず「いい格好したいだけじゃん」と、ピシャリと言う平井さん。普段、連絡が取れなくても、ほかの女の影がちらついても、一切何も言わないといいます。

しかし、「バイアグラを飲んだ」と言えるような、くつろげる相手は、平井さんしかいないに違いないのではないでしょうか。2人は、末長くこのいい関係を続けていくことだろうと、私は思いました。